2005年12月01日

「企業年金の法と政策」

労働法的な視点から見る退職金・企業年金

企業年金の法と政策企業年金の法と政策
森戸 英幸

有斐閣 2003-03
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企業年金制度を労働法的視点から俯瞰したものとしては、現在最も完成度の高い一冊。退職給付制度の主流である厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金のみならず、退職一時金、特退共、年金財形といったマイナー(失礼)な制度に関しても記述が丁寧で、しかも必ず根拠条文が記載されているのは嬉しい限り。まさに「法と政策」という題名に偽りなし。

しかし何と言っても白眉なのは、「判例」「不利益変更」「受給権保護」といった法務的トピックの充実ぶり。年金業界を見渡すと、「企業の財務担当者」「ファンドマネージャー」「年金数理人」「役人OB」と、数字には強いが法務には疎い面々ばかりなだけに、労働法の専門家によるこうしたタイプの書籍が永らく待たれていた。年金受給者による年金減額訴訟が紙面を賑わしつつある昨今、改めて本書を読み返してみる意義は大きい。






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posted by tonny_管理人 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0)
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