◆日本マンパワー「年金コンサルタント養成講座」
日本マンパワーと言えば、社労士受験予備校の老舗であると同時に、合格後の有資格者向けの開業者・実務講座もまた講評を博していた。とりわけ「年金コンサルタント養成講座」は、資格称号を商標登録するほどの力の入れよう。テキストも微に入り細に入る充実の内容なだけに、当BLOG管理人もゆくゆくは受講しようと画策していたのだが・・・
ところが、日本マンパワーは伝統ある社労士通学講座を休止(通信は継続)、その煽りを受けたのか、年金コンサルタント養成講座も2007年度より敢えなく休止の憂き目に(涙)。嗚呼後悔先に立たず。時のうつるまで泪を落し侍(はべ)りぬ。_| ̄|●
いつまでも あると思うな 親と講座 (字余り)
◆退職金太郎
「退職給付改革を中立的に支援する双方向のビジネスプラットフォーム」というフレコミのもと、(財)社会経済生産性本部が2005年10月に開設した企業年金・退職金改革サイト。翌06年2月には虎ノ門パストラルで開設記念シンポジュウムを開催したことは当BLOGでも取り上げたが、その後の活動は風の便りにも聞こえず(汗)。絶賛執筆中である筈の年金コンサルタントリレーエッセイは05年10月(つまりサイト開設時)から更新されずじまい。また、サイト随所に表示されている「ただいま準備中です」の文字が寂寥感を一層際立たせている。サイト運営元の「生産性」の3文字はもはや頽廃空虚の叢か。
夏草や 金太郎(キンタロ)どもが 夢のあと
◆公的年金タスクフォース (←注:既に閉鎖)
そもそもの発端は、かの木村剛氏が自身のBLOGで公的年金の2004年改正に異を唱えたことから始まった。ちょうどブログが脚光を浴びはじめた頃と時期が重なったこともあり、木村氏を発起人に一般市民のブロガーが終結、一部の学者や国会議員を巻き込んで発足したのが件の「公的年金タスクフォース」。
烏合の衆と侮るなかれ、噂が噂を呼び、トラバがトラバを呼び、新聞記事にも取り上げられ、ついには厚生労働省への情報開示請求、年金局数理課とのミーティングにまで漕ぎつけたのだから大したもの。まさに、設立から絶頂まで一気に駆け上がった新興プロレス団体(例えるなら第一次UWFか)のムーブメントを髣髴とさせた。「ブログによる情報発信」「新たな社会参加のモデル」──これらの謳い文句が単なる美辞麗句や絵空事ではなく、まさに手に届かんばかりの現実味を帯びていた。
ところがその勢いもいつの間にやら沈静化。フェードアウトぶりまでプロレスばりとは予想外。メンバーと思しき者のブログを拝見しても、2005年夏頃を最後に、年金のネの字にも触れていない。肝心の木村氏も、今や年金への興味はすっかり失せた模様(汗)。せめてこれまでの検討経緯を俯瞰せんとするも、公式BLOGはとっくに閉鎖。現在ではトラックバック・ピープル(TBP)のみが、かつての栄耀を現世に伝えている。暫時千歳の記念とはなれり、か。
五月雨の 降り残してや TBP
