企業型401k、掛金の個人拠出解禁 (NIKKEI-NET)
厚労省研が報告書骨子、投資意欲向上狙う
厚生労働省の企業年金研究会(座長、森戸英幸上智大教授)は26日、報告書の骨子をまとめた。企業が導入した確定拠出年金(日本版401k)で、企業にしか認められていない掛け金拠出を会社員本人にも広げることを提言する。老後の所得保障を充実させるとともに、会社員の投資意欲を高めるのが狙い。同省は7月10日に報告書をまとめる方針。
(2007/6/27 日経朝刊 5面)
企業型DCの本人(加入者)拠出解禁については
以前にも勇み足報道があったが、さて今回はどうなのだろう。去る6月19日に閣議決定された
「経済財政改革の基本方針2007」(pdfファイル)において
「(中略)投資促進の観点から、確定拠出年金における拠出の在り方の見直しを検討する」との一文が盛り込まれたことが後押しになるのだろうか。
それにしても今回の決定にはいささか違和感を覚える。まず、
加入者拠出が投資意欲向上に繋がるって、んなわけねーだろ(苦笑)。企業型DCしか話題に上がらないが、企業年金の無い会社の従業員や自営業者等が対象となる
個人型DCは元より加入者拠出なわけだが、個人型DCが大盛況だという話は寡聞にして存じない。
更に、
加入者サイドではなく経済団体(企業サイド)が加入者拠出を要望する理由って何!? 従業員の老後を真に憂いているならば、企業型と個人型とを問わず、まずは拠出限度枠そのものの引上げor撤廃を求めるのが筋だと思うが。これでは
「あわよくば加入者に企業拠出の肩代わりをさせよう」という悪巧みと揶揄されても仕方あるまい。
念のため申し添えておくが、当BLOG管理人は決して加入者拠出解禁に反対なわけではない。
自助努力支援という観点では歓迎すべき方向性だとは思う。しかし、(企業拠出だろうと加入者拠出だろうと)DC市場が拡大しさえすれば万々歳という金融機関ならともかく、いやしくも年金コンサルタントを自称するならば、「解禁マンセー」を能天気に叫ぶあまり本質を見失う愚は犯したくないものだ(戒)。
<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2007/1/15): DC本人拠出解禁!・・・は『ガセ』でしたThe企業年金BLOG(2007/1/11): 「中途引出し緩和」より「ポータビリティの充実」を
posted by tonny_管理人 at 23:59
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