なお厚生年金本体とGPIFの運用利回りの推移は以下のとおり。
<年度> <厚年> <GPIF>
1997年 4.66% 7.15%
1998年 4.15% 2.80%
1999年 3.62% 10.94%
2000年 3.22% ▲5.16%
2001年 1.99% ▲2.48%
2002年 0.21% ▲8.46%
2003年 4.91% 12.48%
2004年 2.73% 4.60%
2005年 6.82% 14.37%
2006年 3.10% 4.75%
2007年 ▲3.54% ▲6.41%
ところで、厚生年金本体の運用利回りは、厚生年金基金の代行部分(最低責任準備金)に付利する利率の指標となるが、果たして2009年(暦年ベース)は上記のマイナス利率が用いられるのだろうか? 生保会社や信託銀行が協会経由で行政に照会したところ、どうやらマイナス利率が適用される可能性は高いようである。まあ、12月の告示を待つこととしよう。
なお、特別会計に関する法律の成立・施行に伴い、従来は国民年金特別会計(国民年金勘定)と厚生保険特別会計(年金勘定)という区分だったものが、2007年度から年金特別会計(国民年金勘定・厚生年金勘定)に再編されている。豆知識つうことで。
○厚生年金・国民年金の平成19年度収支決算の概要(社会保険庁) (pdfファイル)
