2009年01月27日

「新年金財政シリーズ 退職給付会計」

退職給付会計の入門書として申し分なし

kisosiryo2006新年金財政シリーズ 「退職給付会計」第3版

企業年金連合会 編
2008-12

退職給付会計に関する入門書としては、当BLOGでは「新会計基準と厚生年金基金の対応」をこれまで推奨してきたが、現在では入手困難な上に、刊行から早9年を経過しており、直近の情勢を反映した入門書が登場するのを首を長くして待っていた。
本書は、企業年金連合会新年金財政シリーズの第一弾として刊行されたが、旧版に比べると、例えば、実際の有価証券報告書が巻末に収録されるなど、年金基金サイドだけでなく企業サイドを意識した内容に再構築されている。また、全般的に読み易さや分かり易さも向上しており、退職給付会計の入門書としての地位は当分磐石であると言っても過言ではない。



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2009年01月21日

「日本一わかりやすい退職金・適年制度改革実践マニュアル」

前版同様、台本と計算ソフトの2枚看板が売り

日本一わかりやすい退職金・適年制度改革実践マニュアル日本一わかりやすい退職金・適年制度改革実践マニュアル
大津 章敬

日本法令 2008-07
売り上げランキング : 65,464
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会話調の文体および計算ソフトCD-ROMという二枚看板で適年移行本ジャンルに大革命を巻き起こした書の改訂版。前版に比べると、確定給付企業年金(DB)や確定拠出年金(DC)の解説にも一定のスペースが割かれているものの、本書のメインテーマはあくまでも中小企業退職金共済(中退共)への移行。なお同じ出版社から「適年移行先はこうしなさい」(中澤武著)が刊行されているが、中澤本が一般人および経営者層への啓蒙を目的としているのに対し、本書はあくまでも企業の担当者およびコンサルタントを意識した実践的な内容となっている。地図に例えると、前者がマクロで捉える世界地図なら、後者はさしずめミクロの精緻を極めたゼンリン住宅地図といったところ。


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2006/2/8): 「中小企業の退職金・適年制度改革実践マニュアル」



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2009年01月19日

特例解散の利用件数は3年間で計9件

2004年公的年金改正で3年間の時限措置として盛り込まれた厚生年金基金の特例解散措置。特例解散とは、「借金の分割返済」「計算方法変更による借金の一部減免」を認めるもので、2007年度がその最終年度だったが、以前紹介した手法により推計したところ、07年度の利用件数は3件であった。この結果、3年間で特例解散を利用したのは9基金とごく少数にとどまったことが明らかとなった。05年度から3年間の推移は以下のとおり。

  <年度> <解散基金数> <うち特例解散>
 2005年度    30基金      (5基金)
 2006年度     8基金      (1基金)
 2007年度    11基金      (3基金)


要因としては、特例解散の認可を得る手続等もさることながら、2005・06年度の資産運用の好転により代行割れ基金の積立状況が大幅に改善したことが大きな要因となった。とはいえ、資産運用が再び冬の時代を迎えつつある昨今、この措置がまたもや復活しないとは限らない。。。


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2006/9/14): 統計から特例解散基金数を割り出す方法
The企業年金BLOG(2007/10/17): 2006年度の特例解散基金数



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2009年01月15日

「適年移行先はこうしなさい」

中堅・中小企業向け適年移行入門本の決定版 DBに肯定的な姿勢が異色

適年移行先はこうしなさい適年移行先はこうしなさい
中澤 武、石井 孝治

日本法令 2008-12
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関西の企業年金コンサルタント広島の社会保険労務士のコラボによる適年移行本。従来の中小企業向け適年移行本というと、ナントカの一つ覚えのように中小企業退職金共済(中退共)を唱えるのみだったが、本書では、50〜300名クラスの中堅・中小企業をターゲットに据えており、また、確定給付企業年金(DB)への移行に思いのほか肯定的なのがこれまでの類書にない特色。とりわけ、第3章の「DBの誤解」「確定拠出年金(DC)の誤解」は、研究者や年金数理人レベルでは常識だったものの、中小企業向けの書籍では初出であるように思う。著者であるコンサル氏の経験と社労士氏の物語調の文体(他の著作で顕著)が見事にマッチしており、2009年初頭のこの時期に及んでまだ適年移行対策に着手していない企業担当者のファーストチョイスには最適。



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2009年01月10日

「企業年金に関する基礎資料」平成20年12月

最強の企業年金データベース

企業年金に関する基礎資料(平成20年12月)企業年金に関する基礎資料(平成20年12月)

企業年金連合会 2008-12

私がもし「企業年金について最も情報量の多い一冊は?」と聞かれたら、真っ先に名を挙げるのが本書。企業年金制度に関するあらゆるトピックを網羅しているだけでなく、公的年金、税制、会計、海外制度などについて豊富な解説と統計データを集約している。その充実ぶりは、かの名著「図解年金のしくみ」の図表の大半が本書からの引用であることからも窺える。
なお、今回の平成20年版で手当てされた事項は以下のとおり。
 【第1章】DB制度間の比較図およびDB・DCの比較図を他章から移転
 【第5章】適年移行の解説を強化
 (例の「移行支援本部」設置の影響か!?)
 【第8章】社会保障協定に関する情報を追加
 【第10章】退職給付会計関する統計情報を強化



<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2008/2/19): 「企業年金に関する基礎資料」平成19年12月
The企業年金BLOG(2006/12/17): 「企業年金に関する基礎資料」平成18年10月
The企業年金BLOG(2005/11/8): 「企業年金に関する基礎資料」



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2009年01月08日

学位論文提出!・・・そして謹賀新年

年末年始は修士論文(正確には専門職学位論文)の作成に追われており、提出締切日時である本日21時ギリギリにようやく提出した次第である。ようやく正月を迎えたような感慨に現在ひたっている。プロ野球選手がキャンプ初日(2月1日)を元旦に例える気持ちが少し分かったような気がした(汗)。

というわけで、

新年明けましておめでとうございます。

 m(__)m




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