2009年10月27日

「週刊東洋経済」2009年10月31日号

ジャーナリスト、経済学者、評論家に騙されるな! 年金破綻論の嘘を暴く

週刊東洋経済 2009年10月31日号週刊東洋経済 2009年10月31日号 [雑誌]

東洋経済新報社 2009-10-26
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ここ10年から15年、この手の雑誌・新聞・テレビ等で展開される年金特集と言えば、センセーショナルな「年金破綻論」「年金不祥事」が幅を利かせるのみで、これまで実務家・専門家からの真っ当な反論が取り上げられることは皆無であった。本誌は、特集のタイトルこそ「民主党政権でどう変わる?!」とあるが、中身を読むと、年金にまつわる数々の誤解を懇切丁寧に紐解く良質な記事に仕上がっている。とりわけ過激なのは、PART2の「年金不信はなぜ広がった?」。間違った年金破綻論に惑わされないためのポイントを分かり易く伝授するだけでなく、「世代間不公平論」「積立方式移行論」といった具体的な主張の矛盾点を的確に炙り出し、更にはこれらの主張を展開してきた政党、マスメディア、経済学者等を実名でぶった斬る容赦のなさ。
年金実務に携わる当BLOG管理人からすると、「東洋経済だって年金不信拡大の片棒を担いできたくせに、何をいまさら!?(コレとかコレとか)」とも思わなくもないが(汗)、ともあれ、もう一方の見解にもようやくスポットライトを当てたことについては率直に評価したい。結局のところ、公的年金を何とかするためには経済成長率と出生率を何とかするしかないわけだが。さて今後は、本誌で名指しでダメ出しされた御仁からの反論も期待したいところだ。反論と言っても、こんな水掛け論は論外だが(汗)。

なお、本日の企業年金フォーラム2009企業年金連合会主催)で、基調講演を行った権丈善一慶応義塾大学教授も本誌を推奨・絶賛していた。



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posted by tonny_管理人 at 23:37 | Comment(6) | TrackBack(2)
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2009年10月25日

年金学会・保険学会の年次大会を連続観覧

先週から今日にかけて、日本年金学会第29回総会・研究発表および日本保険学会平成21年度全国大会をそれぞれ観覧した。当BLOG管理人は大学院修了を期に今春から両学会の会員となっており、年次大会はどちらも初参加であった。それにしても、両学会とも時間制限を守らない発表者が異様に多いのが目についたが、これって質疑応答を封じるための学会の慣習なのかねえ?(汗)
ともあれ、4日連続の傍聴は正直しんどかったものの、それなりに収穫も大きかった。さて、4日分のレポート(上司提出用)を早々にまとめるとするか。。。


<参考資料>
日本年金学会 第29回総会・研究発表
 ・プログラム (pdfファイル)
 ・研究発表要旨 (pdfファイル)

日本保険学会 平成21年度全国大会
 ・プログラム (pdfファイル)
 ・報告要旨 (pdfファイル)
 ・報告レジュメ (pdfファイル)



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posted by tonny_管理人 at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0)
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2009年10月20日

「年金時代」

解説記事に定評のある年金系月刊誌

年金時代年金時代

社会保険研究所
(月刊)

社会保障系出版社の老舗の一つが手がけている、1973年刊行の月刊誌。ライバル社の「週刊社会保障」が年金のみならず医療・介護など社会保障全般を網羅しているのに対して、本誌はタイトルどおり年金に注力した構成となっている。とりわけ、制度改正に関する解説記事は秀逸の一言で、分かり易さでは日本語の不自由な年金数理人(汗)を遥かに凌ぐ。
また、以前当BLOGで紹介した「小説 適年移行」のほか、「企業年金おしごと拝見!」「企業年金リポート」など、企業年金に関する記述が手厚いのも本誌の特長の一つ。こちらも記事によっては「月刊企業年金」をも凌ぐことがあるだけに侮れない。



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posted by tonny_管理人 at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0)
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2009年10月17日

DCアドバイザー大会2009を観覧

本日は、確定拠出型年金教育・普及協会(DC協会)DCアドバイザー大会2009を観覧した。プログラムそのものよりも継続単位目当てでの観覧だったが(汗)、帰りがけに前の勤務先の先輩にお目にかかり、当BLOGについて幾つかコメントいただいたのが本日一番の収穫であった。
なお、DC協会が監督しているDCアドバイザー資格は、会員数およびステータスでは後発のDCプランナーに大きく水を空けられているものの、セミナー・勉強会の開催頻度ではなかなかに健闘している感がある。



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2009年10月13日

企業年金のスクリーンセーバー?

偶然こんなものを見つけた(本年5月には公表されていたらしいが)。

 〈おまかせ・まる録〉スクリーンセーバー (SONY)

ソニーのブルーレイ関連製品に搭載されたおまかせ・まる録機能の宣伝の一環らしいのだが、キーワードを入力すると、関連した文章・画像・動画等をネット上から集めてスクリ−ンセーバーを自動生成するというもの。当BLOG管理人もさっそく「企業年金」「確定拠出年金」「マッチング拠出」「社会保険庁」などのキーワードで楽しんでみた次第。秋の夜長に是非。夜



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2009年10月08日

数理人会の20周年記念大会を観覧

本日は、日本年金数理人会20周年記念年金大会を観覧した。同会は、今週は20周年記念事業と称してPBSSの開催など休みなくイベントを仕切っているせいか、さすがに本日は主催者側からも観客側からも若干の疲れが感じられた(汗)。とはいえ、会の重鎮による年金数理人制度発足時の経緯や、英国のアクチュアリーによる活動報告など、なかなかに充実した内容であった。
しかし、今回の個人的な目玉は、これも記念事業の一環である「20周年記念論文」の発表であった。実はこのたび、今春修了した大学院のゼミの同期が優秀論文を受賞した次第。同期といっても2名だけのマイナーゼミだが(そのため現在は廃止)、昨年の当BLOG管理人の受賞に引き続き、数理人会で2年連続受賞の快挙を成し得たことは特筆に値しよう。これもひとえに、指導教員スパルタ情熱あふれるご指導の賜物である。ここに改めて感謝の念を表明したい。m(__)m



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2009年10月01日

10月1日は「転がし計算の日」に決まってるだろ

10月はみんなでDCを考える月間です。 (NPO 401k教育協会)
弊協会では、日本における確定拠出年金制度発足日である10月1日を「確定拠出年金の日」と制定しました。また、10月を「みんなでDCを考える月間」と定め、10月9日、10日には制定記念イベントも行います。詳細についてはセミナーご案内ページをご覧ください。

2001年10月1日に確定拠出年金法が施行されたことにちなんで「確定拠出年金の日」だとは、よくもまあ臆面もなく・・・と言いたいところだが、当事者は日本記念日協会なる任意団体からお墨付きを貰うほどの力の入れよう。ここは生温かく見守るしかあるまい(苦笑)。もっともこの認定、格付け機関のような厳正な審査が行われたのかと思いきや、どうやら7万5千円出せば誰でも登録できる代物のようだ(汗)。

しかし、10月1日は厚生年金基金にとっても特別な日であること忘れてはなるまい。今を遡ること10年前、1999年の公的年金制度改正により厚生年金保険料率の引上げが一時凍結されたことから、厚生年金基金における最低責任準備金の算定方法も変更を余儀なくされた。これを俗に「最低責任準備金の凍結」と称するが、この凍結措置が実施されたのが1999年10月1日である。凍結期間中の最低責任準備金の算定方法は転がし方式(過去法に基づく方式)と称され、あくまでも一時的な措置だと思われていたが、2004年の公的年金制度改正時において当該凍結措置が解除されたにも関わらず、転がし方式は正規の算定方法として現在もなお使用されている。それにしても実施当初は、まさか10年間も転がし続ける羽目になろうとは、一体誰が想像できたであろうか・・・(遠い目)。ともあれ、企業年金の通を気取るならば、10月1日は確定拠出年金よりも転がし計算に思いを馳せたいものだ(嘘)。

<参考文献>
厚生年金基金における代行部分の中立化について (住友信託銀行)
年金用語解説…「最低責任準備金」 (第一生命 年金通信)



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