2013年01月31日

2013年の最低責任準備金の利回り

遅れ馳せながら、本年も宜しくお願い致します。m(__)m

厚生労働省は昨年12月28日、厚生年金基金の最低責任準備金の算定に用いる2013年の利率を2.17%と告示した(厚生労働省告示第598号)。最低責任準備金に付与する利率は、厚生年金本体の実績に基づき設定されることとなっており、今回の利率は、2011年度における年金特別会計の厚生年金勘定にかかる積立金の運用実績に基づき定められたもの。なお、特例解散における最低責任準備金の分割納付に用いる利率も同日付で2.17%と告示された(厚生労働省告示第599号)。

厚生年金基金の代行部分の予定利率については、1999年9月までは一律5.5%という固定利率だったものの、1999年10月以降は、厚生年金本体の運用実績に準拠した変動利率を用いている。このとき、厚年基金の最低責任準備金の算定に用いる利率と厚生年金本体の実績利回りには最大1年9ヶ月の乖離(いわゆる「期ズレ」)が生じることが問題視されていたが、2009年度決算からは継続基準の財政検証および掛金計算において「調整金」を計上することにより期ズレを調整することが可能となっている。更に、現在開催中の「厚生年金基金制度に関する専門委員会」では、期ズレだけでなく0.875問題も解消した代行部分の完全中立化について議論されている。もっとも、この委員会での最大の争点は厚生年金基金の廃止だが(汗)。
最後に、1999年10月以降の付利利率の推移は以下のとおりである。


 <暦年>  <利率>
 1999年   4.66% ※10〜12月のみ
 2000年   4.15%
 2001年   3.62%
 2002年   3.22%
 2003年   1.99%
 2004年   0.21%
 2005年   4.91%
 2006年   2.73%
 2007年   6.82%
 2008年   3.10%
 2009年 ▲3.54%
 2010年 ▲6.83%
 2011年   7.54%
 2012年 ▲0.26%
 2013年   2.17%



<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2009/10/1): 10月1日は「転がし計算の日」に決まってるだろ
The企業年金BLOG(2006/12/14): 代行部分の予定利率は5.5%に非ず



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posted by tonny_管理人 at 06:12 | Comment(0) | TrackBack(0)
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