2013年10月31日

「2時間でわかる! はじめての企業年金」

企業年金を利用した老後生活設計指南 自助努力の重要性を前向きに説く

2時間でわかる! はじめての企業年金2時間でわかる! はじめての企業年金 知って得する50のQ&A
野村證券株式会社 監修
野村證券フィデューシャリーサービス研究センター/野村資本市場研究所 著

東洋経済新報社 2013-05
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証券会社が監修しているだけあって、タイトルこそ「企業年金」とあるものの、実際には確定拠出年金および資産運用の話が大半を占める構成となっているのは、まあご愛嬌(笑)。
全体的には、「公的年金や給付建て(確定給付型)企業年金だけでは豊かな老後は過ごせない」「だから確定拠出年金や投資信託など自助努力でも備えよう!」という投資本に良くあるストーリーなのだが、本書では、後者だけでなく前者(公的年金・企業年金)についても役割や意義を踏まえた上で利用すべきとしている点が異色。また、公的年金・企業年金・資産運用に関するトピックを分かり易くまとめるだけでなく、世代や性別の異なる4名をガイド役にすることにより、同一トピックに対して多面的な視点を提供するという効果を生んでいる。タイトル通り2時間でサラッと読める分量だが、読んでいて「自助努力もまた重要なのだな」と前向きに認識させてくれる力作。






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posted by tonny_管理人 at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0)
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