2013年11月06日

歴史ある制度を葬るなら万全を期するべし!

厚生年金基金制度の見直しを柱とした改正厚生年金保険法(正式名称:公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律)が本年6月19日に可決・成立してから早5ヶ月、政省令・告示の改正案が本日付でようやく公開されたと思いきや・・・

「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」の施行に係る政令案・省令案・告示案等に関する御意見募集(パブリックコメント)について (e-Gov)

ただし、公開されたのはpdfファイル1個(全48ページ)だけで、その中に政令案3本、省令案1本、告示案13本、通知案11本の「概要」が収録されているという、何とも簡素というか手抜きな作り(汗)。
そもそも本法律は、2012年2月のAIJ事件発覚を機に代行割れ基金の一掃を目論んで制定されたことはもはや周知の事実。にもかかわらず、当該政策目的を達成するための実務規定である政省令・告示・通知案について未だに「概要」しか提示できないというのは、行政としてやる気があるのが疑わしい。
更に言えば、新旧対照表すら示さないパブコメなど邪道以外の何者でもない。主語も目的語も不明確かつ不完全な文章を、専門用語を羅列してあたかも全うな文章に仕立てて「概要でござい」って、分かるかそんなもん(-_-#)
厚生労働省は、何のために、誰のためにパブリックコメントを実施するのか、いま一度原点に立ち返るべきである。半世紀近く続いた歴史ある制度を5年間でほぼ一掃しようというのだ、ならば万全を期して介錯役を務めるべきであろう。


<参考資料>
「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」の施行に係る政令案・省令案・告示案等に関する御意見募集(パブリックコメント)について (e-Gov)

<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2013/6/19): 厚生年金基金の改正法案が可決したわけだが



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posted by tonny_管理人 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0)
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