2006年02月23日

NTTの年金減額、厚労省認めず

NTTの年金減額、厚労省認めず「経営悪化といえぬ」 (Sankei Web)
厚生労働省は11日までに、NTTが経営悪化などを理由に、NTTグループの退職者約14万人の企業年金の給付減額を求めた申請を認めないことを決めた。NTTは2002年度以降黒字が続いていることから、厚労省は「著しく経営が悪化しているとはいえない」と判断した。
厚労省が退職者の年金減額の申請を認めなかったのは初めて。NTTは「年金の安定運用に向けた企業の自主努力を否定する」と反発、行政訴訟も検討するとしている。

当BLOG管理人が仕事に追われてヒーコラ言ってた折に飛び込んできた上記のニュース。この手の問題は、結局「受給者保護」か「経営の自由度拡大」かをケースバイケースで判断・対応せざるを得ないため、当事者同士でケリをつけとくれとしかコメントのしようがない(汗)。

ただ今回のNTTの件がこれまでの事例と大きく違うのは、OB(年金受給者)のただならぬ抵抗姿勢である。試しに「企業年金 NTT」でググってみると、「改悪反対」「減額反対」の文字が出るわ出るわ。さらに一部の受給者が給付減額反対の訴訟を起こしたところ、請求自体は棄却されたものの「規約変更が承認された時点で行政訴訟などを起こせば足りる」との判断が昨年9月に下された(記事)「給付減額を認めたら訴訟の矛先がコチラに・・・!?」と厚労省サイドがビビったかどうかはともかく、今回の給付減額不承認の決定に何らかのプレッシャーを与えたのではないか。既得権にしがみつくことの是非はさておき、声を挙げること&挙げ続けることの威力はまざまざと感じた次第。まあ、しがない弱小コンサルタントの身としては、この手の争議の場とは一生無縁な生活を送りたいものだ(汗)。←またも逃げを打つ不肖な管理人

最後に繰り返すが、この手の議論に関する見解はまさに十人十色。
なので、本件について参考となるサイトを以下に付記しておく。
  
年金ワールドのブログ
年金受給権を「将来期間分」「過去期間分」に分けた議論は卓見。

企業年金研究所
許認可申請の現場を知るコンサルタントならではの論説。行政と企業の双方を適度にクサしつつ、自らは中立的な識者のスタンスを崩さない記事構成もまたコンサルタントならでは(汗)。

資格関連ニュース
行政訴訟が起これば「経営状況の悪化」の目安が明らかになる、という指摘には唸った。

人と組織の勉強部屋
本件に関する日経新聞の社説とコラム(大機小機)の齟齬について言及。


「厚労省は余計なお世話」派
 既に労使合意してるんでしょ? 一民間企業の方針に役所がいちいち口を挟むな!
日本経済新聞(2/14社説)
40代の私にとっての最新情報・重要ニュース
もうかる会社の組織とは?人事コンサル屋の叫び!
見て観てMITE
爺さんのつれづれ日記
しーちきんごはん.blog
ネット収入で生活!100万円!ただいま6万円!(C)
akk-DAIfunの独断と偏見による読書感想ブログ


「NTTは悪どい」派
 日本のトップ企業で経営は順調なのに給付減額ってどうよ!?
 同意の取り方なども手法が強引と聞く。今回ばかりは厚労省の判断は妥当。
社会保険労務士「越後の虎が斬る」
Info2004
神戸初!常識を覆す賃金コンサルタント
弁護士fujita的法律事務所 @京都
ろーやーずくらぶ
雪之丞BLOG
NTT労働者
しんぶん赤旗(2005/1/12記事)
通信産業労働組合
NTT11万人リストラとは
なんとかならないもんかね
記事情報


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2010/6/14): NTT企業年金減額訴訟が結審したわけだが
The企業年金BLOG(2007/10/24): 規制が嫌なら税制優遇を返上すればぁ?
The企業年金BLOG(2006/5/6): 企業年金減額、NTTが行政提訴






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posted by tonny_管理人 at 04:52 | Comment(0) | TrackBack(1)
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Excerpt: 業績が苦しくなると、会社は人件費を圧縮しようと様々な手を打ちます。 賃上げ抑制、
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Tracked: 2006-04-30 10:18
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