2006年03月04日

資金循環統計で見る機関投資家の株式売買動向

企業年金の利確売りが済むまでは軟調が続く
http://dbdc.seesaa.net/article/13762551.html
ラリー・ウィリアムズが言う様に3月下旬が最大の買い場になるかもしれない。知らないけど。
(ノイズトレーダーの役に立たないバ株log)
上記のエントリで当BLOGの記事「企業年金の株式投資動向を見るには」が引用されていた。引用自体は大歓迎なのだが、どうも記事の内容が誤解されてる感がある。先日の記事では「2005年1月から9月までの株式売買動向を見ると、公的年金は8,853億円売り越している一方、企業年金は7,256億円の買い越しとなっている。」ときちんと明記してるのだが(汗)。そこで、資金循環統計による2005年1−9月までの株式取引動向を表にまとめてみた。
20060304kabu_torihiki.jpg
上表によると、企業年金と民間生保以外は揃って売り越していることがわかる。特に公的年金・郵貯・簡保などの公的セクターの売り越し額が大きい。

ではいわゆる決算対策売りの状況はどうなのだろうか?
1998年以降の1−3月期(第1四半期)の株式売買動向をまとめると以下の通り。
20060304kessan_uri.jpg
上表によると、企業年金は基本的には決算前であっても買い越している場合が多い。03年・04年の売りは代行返上による換金売りと思われる。
興味深いのは公的年金・郵貯・簡保などの公的セクターの動向。株価が堅調だった2000年や05年は売り越している一方、株価が低迷していた01年から04年にかけてはむしろ買い越しに転じている。「安値で買って高値で捌く」という良くも悪くもリバランスに忠実な売買行動であることが見てとれる。これを「リスク管理が徹底してる」とみるか「単細胞で石頭」とみるかは、各人の判断に委ねるとしよう。でも実は単なる株価PKOの一環だったりして(笑)。

─────────────────────────

【2006.3.26追記】
資金循環統計が遡及改定されたため、本記事の数値は現在改定されたものとなっております。予めご承知おき願います。
関連エントリ:機関投資家の株式売買動向(2005年9-12月期)







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posted by tonny_管理人 at 19:13 | Comment(4) | TrackBack(1)
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この記事へのコメント
失礼しました。
Posted by 4畳半2間 at 2006年03月04日 20:03
> 4畳半2間さま
いえいえ、こちらこそ有り難うございました。
現在の売買動向の詳細が資金循環統計で判明するのは6月以降なので、それまでは東証のデータを見ながらああだこうだと推測するのもまた一つの楽しみ方です(笑)。
Posted by tonny_管理人 at 2006年03月04日 20:15
tonnyさん、はじめまして。
トラバからやってきました。

年金コンサルタントをされているんですね。機関投資家サイドのご意見、参考にさせていただきます(*^_^*)
Posted by テン子 at 2006年03月05日 13:28
> テン子さま
コメントありがとうございます。
こちらこそトラバした「ポジショントーク」のエントリ、興味深く拝見しました。今後とも宜しくお願い致します。
Posted by tonny_管理人 at 2006年03月06日 09:16
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