2006年03月20日

「年金、もっと知りたいな」

誠実な姿勢に好感! 男性にもオススメの「年金絵本」

年金、もっと知りたいな。―女性に贈るみわ子さんの年金絵本年金、もっと知りたいな。―女性に贈るみわ子さんの年金絵本
菅野 美和子

ビーケイシー 2004-09
売り上げランキング : 299,291
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

福岡の社労士・FPの菅野氏が発行している殿堂入りメールマガジン「知っておきたい年金のはなし」をまとめた一冊。菅野氏のメルマガは当BLOG管理人も購読しているが、ソフトな語り口も然ることながら話題の切り出し方がものすごく絶妙なため、ついつい引き込まれてしまう。本書でもそのメルマガの魅力が如何なく発揮されており、「●●の場合はどうなの?」といった実務的な情報はもちろん、年金制度の問題点や課題に対する言及も正鵠を射ており本質的。

こうした著者の姿勢の根底にあるのは「年金制度は皆で支え合って行くべきもの」という良心・理念である。特に本書15ページの「厚生年金の創設が軍事費調達をも視野に入れてた」旨のくだりに、著者の人間味が如実に表れているように感じる。以下に引用しよう。

だれにも、人に知られたくない過去があるものです。厚生年金も、過去を知られたくないのかもしれません。でも、過去は過去でいいのです。これからどんなふうにして、私たちにとって住みやすい家にしていくかが問題です。ただ、過去を振り返ることで、未来への警告ができると思いませんか。同じことを繰り返さないために。
(以上、本書15ページより引用)

上記と同じ史実を「戦争=悪」のイメージと短絡的に結び付けて「今の年金制度は全てダメ」「こんな制度は潰してしまえ」とのたまう革新・労組系評論家と比べると、何という格調の高さ! 思うに、こうした革新・労組系評論家の思考回路って、人(この場合は厚生年金)を出自や門地だけで評価する差別思想の最たるものではないか。こういう言動の端々に、その人の本性というか人間性が滲み出てくるものよのう・・・(遠い目)。

いずれにせよ、今後の年金改革に必要なのは「国民vs政府による分捕りあい」という対決姿勢ではなく、「国民と政府が共に支え合う」共生の姿勢ではないだろうか。本書を読んで改めて感じた次第。

※ 著者の菅野氏のサイトはこちら



 ←気が向いたら是非クリック願います

posted by tonny_管理人 at 02:10 | Comment(0) | TrackBack(1)
| 書評:公的年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/15109588

この記事へのトラックバック

年金について - まずは、年金について知ろう
Excerpt: 最近、何かと話題の年金ですが・・・・・・、 自分用に、リンクを作っちゃおう。 まずは、ベタに、Wikipediaから。 年金 国民年金 世の中、このようなプロの方がいらっしゃ..
Weblog: 1歩ずつお勉強、政治経済
Tracked: 2007-05-29 23:51