2010年06月11日

「企業会計」の企業年金特集

企業会計 2010年7月号企業会計 2010年7月号

中央経済社



『企業会計』(中央経済社)といえば会計専門誌の老舗として名高いが、このたび刊行された2010年7月号にて、久しぶりに企業年金の特集が組まれた模様。企業会計の特集記事は、会計学者・会計士だけでなく多岐にわたる分野の学者、実務家、官僚などが集うのが特色で、今回の特集もそこそこ興味深い仕上がりとなっている。
本号の目次は以下のとおり。またいつものメンツかよ(汗)と思わなくもないが、そこはまあご愛嬌(笑)。なお、座談会記事「投資家はIFRSをどう見るか―日本企業のコーポレートガバナンスの観点からの検討」には、企業年金連合会のコーポレートガバナンス担当部長がパネリストの一人として登場している。

【特集】IFRS対応に向けた企業年金制度の再検討(2010年7月号 第62巻第7号)
 ◇わが国企業年金制度の変革と会計 (山口修)
 ◇国内外における退職給付会計基準の見直しの動向について (三輪登信)
 ◇退職給付会計基準が英国の年金制度運営に与えた影響 (北野信太郎)
 ◇退職給付の期間帰属方法の選択 (大山義広)
 ◇受給権の法律問題―JALの事例から考える (森戸英幸)



なお『企業会計』誌では、企業年金の特集が過去に何回か組まれている。近年は企業年金というよりも退職給付会計の特集が目立つが(会計専門誌だから当然か)、特集タイトルから刊行当時の企業年金の栄枯盛衰がうかがえて興味深い。


【特集】退職給付会計基準改訂の検討課題 (2008年3月号 第60巻第3号)
 ◇退職給付会計基準のフレームワークの転換 (今福愛志)
 ◇海外における退職給付会計基準をめぐる動向 (小澤元秀)
 ◇わが国における退職給付会計の現状と今後の課題 (三輪登信)
 ◇年金制度改革と退職給付会計の論点 (藤井康行)

【特集】退職給付会計基準の総合解説 (1998年11月号 第50巻第11号)
 ◇退職給付会計基準の設定と概要 (中島公明)
 ◇企業会計審議会意見書の解説 (多賀谷充)
 ◇退職給付会計基準の役割と課題 (今福愛志)
 ◇退職給付会計基準の論点 (黒川行治)
 ◇企業年金の財政運営と退職給付会計基準 (位田周平)

【特集】企業年金をめぐる会計上の諸問題 (1998年5月号 第50巻第5号)
 ◇年金をめぐる諸問題と企業会計 (今福愛志)
 ◇我が国の年金会計をめぐる論点と検討方向 (多賀谷充)
 ◇企業年金の新しい財政検証と母体企業への影響 (清水時彦)
 ◇米国における事業主の年金会計基準 (五十嵐則夫)
 ◇年金債務の開示状況─SEC基準採用企業を中心に (柏崎重人)
 ◇企業価値評価と年金ファクタ─P/Lモデルによる実証分析 (中野誠)
 ◇国際会計基準(IAS)改訂第19号「従業員給付」の概要 (西川郁生)

【特集】企業年金会計の現代的課題 (1996年6月号 第48巻第6号)
 ◇企業年金会計の争点 (今福愛志)
 ◇年金基金と企業財務─年金基金の運用パフォーマンスと企業業績 (若杉敬明)
 ◇わが国の年金会計と退職給与引当金会計の問題点 (松本敏史)
 ◇年金資産への時価評価導入と資産運用 (津野正則)
 ◇年金受給権と負債概念 (田中周二)
 ◇国際会計基準の動向とわが国の年金会計 (沢悦男)






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posted by tonny_管理人 at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0)
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この記事へのコメント
懐かしいメンツですね。今はもう退職給付から足を洗った方々やら。今回のメンツは山口先生にでも当たったんですかね。ちなみに私はこの会社に新卒で入社して5年でやめたんですよ。
Posted by 通りすがり at 2010年06月14日 17:27
> 通りすがり様
コメントありがとうございます。
特に今福教授の長年にわたる活動ぶりは、まさに「Mr.年金会計」の面目躍如でしょう。もっとも、氏の著作はいずれも難解で当BLOG管理人なんかは一冊も読破出来ませんでしたが(汗)。
Posted by tonny_管理人 at 2010年06月15日 00:53
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