2010年08月30日

もちろん手数料も公的水準並みだよな!?

フィデリティ投信、「国民自助年金制度」に関する提言発表 (REUTERS)
[東京 26日 ロイター] フィデリティ投信は、「国民自助年金制度」の創設に関する提言を発表した。今後は政府や関係省庁などへ「国民自助年金制度」の考え方を提唱していく、としている。
現在日本には、公的年金を除き、全ての国民を対象とした年金制度は存在しておらず、同社では、公的年金を補完する役割を担い、かつ個人の自助精神を公的に支援する全国民を対象とした制度──「国民自助年金制度」の創設を訴えている。
(2010/5/26 REUTERS)

やや古い記事で恐縮だが、投資顧問業の大手であるフィデリティ投信が5月に発表したこの構想。「個人年金を普及・発展させるべし」との論は保険業界サイドからは繰り返し喧伝されてきたものの、投資顧問業界から同様の主張が為されるのは珍しい。また、概念図(p.1)に目を通すと、「国民自助年金制度」を国民年金(1階)と厚生年金(2階)の間に無理矢理挟み込んだ構図が強引というか斬新過ぎて不覚にもワロタ。さしずめ、1.5階建てのロフト年金といったところか(笑)。

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しかしこの構想、「個人の自助精神を後押しする」だの「公的年金を補完する役割を担う」だのと公共性を勇ましくアピールしている割には、肝心の資産形成に係る手数料に関する言及が皆無なのが致命的。これでは、自社の手数料ビジネスの機会を増やしたいだけとしか世間は見てくれない。真っ当な主張も随所に見られるだけに、やや残念であった。この手の提言で我田引水さや牽強付会さを払拭するためには、「まずは自社の確定拠出年金ファンドの信託報酬のバカ高さを何とかしろ!」「もちろん手数料も公的水準並みだよな?(ニヤリ)」という反論に正面から対抗できるだけの理論武装が求められよう。






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posted by tonny_管理人 at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0)
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