2006年05月06日

企業年金減額、NTTが行政提訴

NTT、年金給付減額の不承認取り消し求め国を提訴 (NIKKEI-NET)
NTTとグループ会社の計68社は1日、退職者への年金給付削減を認めないとした厚生労働省の処分を不服として、国を相手取り、処分取り消しを求める行政訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。企業年金の制度変更を巡って民間企業が行政を訴えるのは極めて異例だ。
NTTグループは昨年9月、約14万人の退職者に対する年金給付を事実上削減する制度変更を申請した。厚労省は今年2月、「経営状態が著しく悪化しているとは認められない」として、申請を却下していた。
(2006/5/2 日経朝刊 3面)

本件については前回のエントリ「NTTの年金減額、厚労省認めず」でも触れたが、NTT側はいよいよ行政訴訟に踏み切った模様。個人的には「勝手にやってろ」って感じで関心ゼロなのだが(汗)、法曹畑の連中にとっては、以下の2点について判断基準が示されるかもしれないということで要チェキラな訴訟らしい。

1.「経営状態の悪化」の基準は?
2.労使合意はOB(年金受給者)にも適用されるのか?


まあ厚生労働省としては、仮に給付減額を承認したならば年金受給者からの提訴は必至だったであろう。どのみち提訴されるのが避けられないのならば、老人連中(失礼)相手よりは大企業相手の方が世間体が立つという算段か。一方NTTとしても、たとえ今回の行政訴訟で勝利したとしても、今度はOBからの提訴が待ち受けること必至。どのみち訴訟の連鎖は断ち切れないのね、ううむ。。。

(♪チャンチャカチャンチャン、チャチャンッチャチャンチャン♪)
国との裁判に勝ったと思っていたら〜♪
今度は受給者から訴えられました〜♪


チックショーー!!


 (by小梅太夫)


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2010/6/14): NTT企業年金減額訴訟が結審したわけだが
The企業年金BLOG(2007/10/24): 規制が嫌なら税制優遇を返上すればぁ?
The企業年金BLOG(2006/2/23): NTTの年金減額、厚労省認めず






 ←気が向いたら是非クリック願います

posted by tonny_管理人 at 22:29 | Comment(3) | TrackBack(2)
| 年金ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
三日月の憂鬱を管理しています。
TBありがとうございます。
年金部門のコンサルタントさんていらっしゃるんですね。新鮮な驚きです。
お仕事がんばってください。
Posted by タキオン at 2006年05月07日 23:22
トラックバックありがとうございます。
 この件に関しては厚労省の判断を支持してます。

 「年金コンサルタント」というのは受給者がいかに年金を確保するかに腐心する場合と支払う側がいかに支給を減らすかに知恵を絞る場合があるのでしょうか。いずれにせよ高齢化社会で需要のありそうな仕事ですね。
Posted by 林じゅん at 2006年05月10日 14:03
> 三日月の憂鬱さま
> 林さま
突然のTBにも関わらずコメントありがとうございました。
なお「年金コンサル」と一口に言っても、公的年金の請求を手伝う社労士から個人年金を販売する営業員まで千差万別ですが、私はBLOGのタイトルにもある通り企業年金(厚生年金基金や確定給付企業年金、確定拠出年金など)を専門としております。何かご不明な点などございましたらお気軽にお尋ね下さい。
Posted by tonny_管理人 at 2006年05月10日 22:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

下衆の勘ぐり(NTT大幅増配に関連して)
Excerpt:  NTTが配当を大幅に増額するそうです。  例えば、NIKKEI NETでは「NTT、今期大幅増配・年間8000―9000円に」と報じられています。 NTTが株主への利益配分を強化する。2007年3..
Weblog: たけくらべ
Tracked: 2006-05-07 19:42

大物トレード 株式含め諸々
Excerpt: まずはこれ NTTが確定給付企業年金に関して企業の負担分過多を理由に減額を申請したところ、厚生労働省は却下したそうです。理由は「著しい経営悪化ではないから」だと。 ( ̄∩ ̄# 経営が悪化して..
Weblog: 三日月の憂鬱
Tracked: 2006-05-07 23:23
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。