2006年06月10日

「物言う株主」の次は「物言う社債権者」?

ボーダフォン債下落の波紋 立ち上がるか「物言わぬ」社債権者
国内最大LBOに異議あり

(要約)
ソフトバンクによるボーダフォン買収が発表されたが、巨額のLBOによる負債増加が嫌気され、両社の社債は大きく値下がりした。「巨額の借入・社債発行は当面避けたい」(孫ソフトバンク社長)との発言から程なくしての今回の買収劇。これには「社債投資家に対する背任行為だ」と、損失を被った社債投資家は怒り心頭。一部の機関投資家は「社債権者集会」を開いて責任を問う構えを見せている。社債投資家も声を上げなければ、企業の経営陣は株主利益ばかりに気を取られて社債権者の権利は置き去りにされてしまう。
(『日経公社債情報』 2006/6/5 コラム「放電塔」)

今週の日経公社債情報の巻末コラムは非常に興味深い内容だった。近年「株主価値の向上」「物言う株主」が喧伝されているが、その一方で社債投資家が置き去りにされているのではないか──という小論であった。確かに、企業においてIR(投資家向け広報活動)といえば対株主がメインで、社債権者に対するそれはついぞ目にしない。株式だろうと債券だろうと企業への投資に変わりはないのだから、社債投資家も声を大にするべきだという意見そのものには説得力がある。

では、株式・債券両方を保有する投資家はどう動くべきなのだろうか?
株式投資家と債券投資家は、企業の利益を配分する際は競合関係となる。殊に企業年金は、分散投資の観点から株式・債券を幅広く保有しており、当然ながら同一企業の株式と社債を同時に保有しているというケースも少なくない筈。現在企業年金の世界では、企業年金連合会に代表される「物言う株主」としての活動が脚光を浴びているが、果たして将来、企業年金が「物言う社債権者」を標榜する時代は到来するのだろうか・・・?






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posted by tonny_管理人 at 01:56 | Comment(0) | TrackBack(0)
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