2006年06月14日

村上ファンドと企業年金

村上世彰代表の逮捕により、昨今はマスコミから扱き下ろされない日は無い村上ファンド(正式名称:M&Aコンサルティング)。企業年金業界にとっては対岸の火事と思いきや、一部の年金基金も村上ファンドに運用委託していたとか。そういえば、業界誌「年金情報」3月6日号でこんな特集記事が組まれていたっけ。
頭角現すアクティビストファンド
基金が経営提案に参画 村上ファンドに出資も

(要約)
機関投資家の一角を占める年金基金が、ファンドを通じて企業経営に積極的に関与する動きが目立ち始めた。アクティビストファンドと呼ばれる、新しい運用商品が年金資金を吸収し、その規模を次第に膨らませている。「村上ファンド」を含めた内外の専門運用会社が、年金運用の手法を大きく変えつつある。
(『年金情報』 2006/3/6 1-7頁)

上記の記事は、投資先企業への経営提案などを通じて企業価値向上(=ファンド利回り向上)を目指す「アクティビストファンド」を提供する運用機関が増えており、年金基金からの受託を増やしている──との内容。件の村上ファンドも、そんなアクティビストファンドの一つとして取り上げられていた。それによると、村上ファンドの国内年金基金からの受託状況は、2005年12月末時点で3基金から140億円を受託。1件は2001年から、04年と05年に1件ずつ加わったとのこと。件数や金額よりも、5年も前から運用委託した基金が居たというのはオドロキ。担当者に先見の明があったのかそれとも単なる●●なのかはともかく(汗)、よくぞまあ理事会や代議員会で了承を得られたものだ。

ところで、今から3ヶ月前に書かれたこの記事では、村上ファンドは市場を撹乱する悪徳商人どころか、アクティビストファンドとしては「敵対的だが先進的」と肯定的に捉えられていた。しかも同社社長・FMのインタビューにまるまる1ページの誌面を割くあたり、まあ結構な持ち上げぶりであった(苦笑)。それから程無くして現在のような四面楚歌状態に陥るとは、この時誰が予想出来ただろうか・・・






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posted by tonny_管理人 at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(3)
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