2006年07月24日

久々に目にした「積立余剰」「給付増額」という単語

企業年金連合会、「積み立て不足」14年ぶり解消 (YOMIURI ONLINE)
国内有数の機関投資家である企業年金連合会は18日、株価の回復などの運用環境の改善で2006年3月末時点で剰余金が1兆円を超え、将来の年金支払いに必要な運用資産よりも実際の資産が少ない「積み立て不足」が14年ぶりに解消したことを明らかにした。
連合会は、超低金利などの運用環境の悪化で解散した企業の厚生年金基金の債務を引き継ぎ、運用している。転職などで厚生年金基金を中途で脱退したサラリーマンも含めて約2800万人分(延べ人数ベース)の年金資産を保有しており、運用収益の改善で、加入者の年金が予定通り支払われるメドが立ったことになる。
(2006/7/19 読売朝刊 2面)

2006年春の株高で好決算を記録したのは公的年金ばかりではないようだ。企業年金の総本山である企業年金連合会(旧厚生年金基金連合会)もその恩恵に与ったYO!というのが上記の記事。それにしても、2002年度末には2兆円弱あった積立不足がたった3年で1兆円の余剰に転じるとは、3年前は誰が予想できたであろうか・・・
要因としては、2002年から03年前半の株価低迷期に、国内株式をせっせとリバランス買いした事が功を奏したのだろう。中には、この現象を「運用技術が改善したのではなく、たまたま株価が高騰しただけですからぁー!残念っ!」などとしたり顔で述べる自称プロもいるが、その"たまたま"を甘受するのが資産運用ですからぁー!(笑)
どんな書き方をするかはBLOG主の自由ではありますが、FPを名乗っているのであれば、もう少し本質を捉えていただきたいものです(汗)。

さて、以前のエントリで「自分の会社の企業年金が積立余剰に転じた時に、どのような運用方針に転じるのかチェックすべし」と書いた。引き続きイケイケ路線を走るのか、それとも積立余剰をFIXするべくとっとと債券にシフトするのか・・・。
ところが企年連は思わぬ策に↓

通算企業年金の見直しについて (企業年金連合会)
現行0.5%の予定利率(保証利率)が本年10月1日から2.25%となります。
昨年10月から本年9月までの間に通算企業年金を選択した方にも、その時点に遡って2.25%の予定利率を適用し、年金額を増額改定します。

↑なんと、最低保証利率を一気に1.75%も引上げ! (しかも遡及改訂)
・・・いや、給付増額そのものは加入者・受給者にとっては朗報だが、さてその資金的裏付けはどうなのだろうか? このエントリを書いている時点では、企年連のサイトには2005年度(平成17年度)の決算報告はまだUPされていない。「2006年4-6月期の企業年金利回りはマイナス3%」という報道もあるだけに、今後企年連がリスクテイクに走るのかそれともリスクを抑制するのか、業界人は要チェキラ。






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posted by tonny_管理人 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(1)
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企業年金連合会、「積み立て不足」14年ぶり解消
Excerpt:  YOMIURI ONLINEに企業年金連合会、「積み立て不足」14年ぶり解消という記事が掲載されていました。 国内有数の機関投資家である企業年金連合会は18日、株価の回復などの運用環境の改善で200..
Weblog: たけくらべ
Tracked: 2006-07-25 07:17
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