2011年08月16日

公的年金決算からみる代行返上・離婚分割の動向(2010年度)

前回に引き続き、2010年度公的年金決算から企業年金(主に厚生年金基金)の動向を見ることとする。

厚生年金・国民年金の平成22年度収支決算の概要(厚生労働省) (pdfファイル)

上記資料の6ページおよび7ページには、年金特別会計(厚生年金勘定)の収支状況が掲載されている。歳入科目の中に「解散厚生年金基金等徴収金」とあるが、これは代行返上(過去返上)を行った厚生年金基金から徴収した最低責任準備金であり、いわゆる代行返上資産額のことを指す。返上金額および過去返上基金数の推移は以下のとおりである。2010年度は、過去返上基金数は8基金と増加したものの、返上額は93億円と前年度より大幅に減少している。これは、過去返上を行った8基金中7基金が、総資産に占める代行部分の比率が小さい(かつ資産規模も小さめな)単独連合型基金であるためと思われる。

  <年度>   <返上額>  <過去返上基金数>
 2003年度  3兆5364億円      203
 2004年度  5兆3855億円      438
 2005年度  3兆4568億円      121
 2006年度     6800億円       21
 2007年度     5552億円       20
 2008年度     3486億円        4
 2009年度     1905億円        6
 2010年度       93億円        8



また、離婚時の年金分割に伴う離婚分割移換金の動きを表す「厚生年金基金等徴収金」は46億円と、前年比4億円のマイナスとなっている。こちらも推移を以下にまとめてみた。

  <年度>  <厚生年金基金等徴収金>
 2007年度     0.17億円
 2008年度     30億円
 2009年度     50億円
 2010年度     46億円



<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2007/8/13): 公的年金決算から見る代行返上の動向
The企業年金BLOG(2009/8/13): 08年度公的年金決算からみる代行返上・離婚分割の動向
The企業年金BLOG(2010/8/25): 09年度公的年金決算からみる代行返上・離婚分割の動向






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posted by tonny_管理人 at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0)
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