2012年06月30日

有識者会議が打止めとなったわけだが

厚年基金、連帯負担廃止で解散しやすくAIJ問題で (nikkei.com)
厚生年金基金、再建困難なら解散 有識者会議が最終報告 (msn産経ニュース)
厚生年金基金:赤字基金の「退場」促す…有識者会議報告書 (毎日jp)
厚年基金は分散投資の徹底を〜有識者会議 (ytv読売テレビ)
返還減額策示されず 厚年基金の有識者会議 (信毎web)
厚年基金存廃は両論併記 財政難でも解散容易に 厚労省会議報告書 (jiji.com)

本年4月から8回にわたって開催され、去る6月29日に最終報告案が提示された「厚生年金基金等の資産運用・財政運営に関する有識者会議」。当初は、いわゆるAIJ問題を契機に顕在化した企業年金全体をめぐる課題について検討するという触れ込みだった筈だが、時間的制約から報告書では厚生年金基金に関する言及ばかりとなった。
報告書は、@資産運用規制の在り方、A財政運営の在り方、B厚生年金基金制度等の在り方、の3つの大きな論点に沿った内容となっているが、当BLOG管理人が垣間見た限りでは、@資産運用規制は具体的・実践的な見直し案が列挙されている一方、A財政運営およびB厚生年金基金制度については両論併記ばかりという印象を受けた。とりわけABについては、冒頭に掲げた各マスメディアの記事の見出しが各社バラバラである事からも、意見集約に至らなかった混迷ぶりがうかがえる。

しかし、当BLOG管理人は、今般の有識者会議の報告書を先送りだと批判するつもりは毛頭ない。ことAIJ問題の再発防止という観点に立てば、上記@による実務改善によりその目的はある程度達成できよう。ABの問題への対処を真剣に論じるならば、3ヶ月・8回という検討期間は拙速であるように感じる。もっとも、5年前に開催された企業年金研究会でも、7ヶ月議論したものの両論併記に終わったが(汗)。

余談だが、今般の有識者会議では、事務局である厚生労働省が制度廃止にわりと前向きであるような印象を受けた。行政というと「所管制度(ナワバリ)は絶対死守!」的なイメージが根強いが、単に時代が変わったのか、それとも、政権与党である民主党WTが厚生年金基金の廃止を打ち出していることと関係があるのだろうか・・・?

<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2012/3/7): AIJ事件発覚以降、妙にテンションの高いWebサイト2件
The企業年金BLOG(2007/7/10): 企業年金研究会の報告書がまとまる



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posted by tonny_管理人 at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0)
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