2007年02月11日

「年金マネジメントの基礎」

Excelで体感する企業年金財政

年金マネジメントの基礎年金マネジメントの基礎
田中 周二、上田 泰三、中嶋 邦夫

朝倉書店 2004-02
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企業年金の財政運営から資産運用の最先端に至るまで、プランスポンサー(年金基金や母体企業)が受託者責任を果たす上で知っておくべき必須事項を解説する「シリーズ年金マネジメント」の第1巻。
第1巻では、年金数理・財政運営といった制度設計全般を扱っている。難解めいた数式もたびたび出てくるものの、本書では実務経験者であれば読み進めるのに苦にならない程度に上手くまとめている。以前当BLOGで紹介した「年金数理概論」が苦にならない向きであれば大丈夫かと。

しかし本書の一番のキモは、付録のExcelソフトにあるといっても過言ではない。財政計算や給付改定の影響等を実感できるだけでなく、ALM(資産・負債の総合管理)手法を用いた将来推計が、簡易なものなら本ソフトでも十分できてしまうくらい高品質。同程度の性能でウン百万円もせしめる受託機関のALMサービスは裸足で逃げ出すこと必至。こうした書籍が市井に出回って基金事務局サイドが知識を付けてくると、専門家サイドとしては安穏としてられまい。装丁は素っ気ないが侮れない一冊だ。

※付録ソフトのアップデート情報は朝倉書店サイトより入手可能






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posted by tonny_管理人 at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0)
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