2007/06/04

「統計数字を疑う」

著者の実体験に裏打ちされた経済統計解説

統計数字を疑う統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
門倉 貴史

光文社 2006-10-17
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よくある「統計の常識を疑う」系の書籍だが、実際に経済予測等に携わった著者の経験が多分に反映されており、とりわけ第3章でのシンクタンクが試算する経済効果の胡散臭さや、第4章での統計の癖・バイアスに関する解説は白眉。一方で第2章の通説に関するコメントは(人によっては)首を傾げる箇所もあるが、こうした著者の主観が良くも悪くも本書の特徴となっている。仕事で経済統計を扱う向きならば、ほくそ笑みながら読み流せること請け合い。なお第5章は著者がライフワークにしている「地下経済」に関する話であり、若干蛇足な感はある。

ところで、本書のレビューで「目が覚めました」「やはりGDPは信用できないんだ」といった類のコメントが散見されるが、こうした姿勢もまた結局は情報の鵜呑みでしかない。本書の内容に対しても疑ってかかるくらいのリテラシーの高さが求められよう。



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posted by tonny_管理人 at 02:14 | Comment(2) | TrackBack(1)
Category | 書評:金融・経済
この記事へのコメント
今月のアナリストジャーナルは企業年金二法5周年特集ですね。もう読まれました?

Posted by ランニングおやじ at 2007年06月06日 07:18
> ランニングおやじさま
コメント遅れて失礼致しました。特に冒頭の座談会は興味深く拝読しました。どうやらDCの税制優遇を勝ち取るためには、別の「何か」を犠牲にせざるを得ないようです(汗)。
Posted by tonny_管理人 at 2007年06月11日 22:49
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(書評)統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
Excerpt: 著者:門倉貴史 統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?価格:¥ 777(税込)発
Weblog: たこの感想文
Tracked: 2007-06-04 08:20