2017年10月18日

「銀行・保険会社では教えてくれない 一生役立つお金の知識」

金融機関だけでなく読み手(消費者・労組・FP)にも緊張を強いる骨太な一冊

銀行・保険会社では教えてくれない 一生役立つお金の知識銀行・保険会社では教えてくれない 一生役立つお金の知識
塚原 哲

日経BP社 2017-10-13
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労働組合向けに特化したFPシンクタンクの事務局長として、また近年は「FPが相談するFP」としても活躍する著者による初の単行本。「お金の構造」の把握を念頭に置いた数々の考察は、じつに体系立っておりかつ実践的。とりわけ、個人的には「プラスの運用(資産運用)よりもマイナスの運用(債務の返済)を優先」「個人年金は予定利率よりも返戻率」などの指摘には思わず唸った。

なお、本書は装丁や文体こそ一見ソフトだが、提唱している内容は地味だがかなり歯応えがある。サブタイトルには「銀行・保険会社が教えてくれない」とあるものの、教わる側(消費者・労組・FPなど)にも地道な実践を求める内容も少なくない。その意味では、本書は必ずしも初心者向きではないし、小手先のテクニックや即効性のあるノウハウのみを求める層にとっては期待外れに終わるだろう。しかし、そうしたハードルを乗り越えて本書から得られた知見は必ずや読み手のマネーリテラシーを高めるであろうし、それだけの真価が本書にあることだけは保証する。むしろプロのFPにこそ基本に立ち返る意味で読んでもらいたい一冊。



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posted by tonny_管理人 at 15:41 | Comment(0)
| 書評:個人年金・退職金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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