2007年07月10日

企業年金研究会の報告書がまとまる

前回のエントリで取り上げた記事を再掲↓

企業型401k、掛金の個人拠出解禁 (NIKKEI-NET)
厚生労働省の企業年金研究会(座長、森戸英幸上智大教授)は26日、報告書の骨子をまとめた。企業が導入した確定拠出年金(日本版401k)で、企業にしか認められていない掛け金拠出を会社員本人にも広げることを提言する。老後の所得保障を充実させるとともに、会社員の投資意欲を高めるのが狙い。同省は7月10日に報告書をまとめる方針。
(2007/6/27 日経朝刊 5面)

↑良―く読むと、企業年金研究会が報告書を取りまとめるとサラッと書かれてたので、本日慌てて傍聴しに行った次第。企業年金研究会というと、日経新聞を筆頭としたマスメディアは確定拠出年金(DC)の規制緩和についてしか報じないが、そもそもは「DB法・DC法施行後5年を契機とした制度の施行状況の検証」が同研究会の設立趣旨であり、DB(給付建て制度)についてもリスク管理やガバナンスなどについて言及しているほか、企業年金そのものの性格・役割や税制優遇のあり方など、企業年金に関する広範なトピックを包括的に取り扱っている。確定拠出年金はあくまでも各論に過ぎない。今般取りまとめられた報告書「企業年金制度の施行状況の検証結果」は、そんな同研究会の設立趣旨に相応しい包括的に整理された一冊に仕上がっている。論点については両論併記を旨としておりメッセージ性は薄いが、あくまでも論点整理が目的なのだからそれはそれで由。

ところが、これがマスメディアの手にかかると「本人拠出解禁!」「拠出限度額引上げ!」とアジビラばりのメッセージが前面に出るのだから恐れ入る。国語のテストで「今般の企業年金研究会の報告書の内容を要約せよ」という問題に対して「加入者拠出を解禁すべき」などと解答しようものなら部分点すら覚束ない。さて明日の朝刊にはどんな的外れな見出しが並ぶことか・・・(汗)

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【2007.7.13追記】
報告書の本文および概要が厚生労働省サイトにupされました。

http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/07/tp0713-1.html






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posted by tonny_管理人 at 23:55 | Comment(1) | TrackBack(0)
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この記事へのコメント
企業型DCの本人拠出に何ゆえそれほどこだわるのか。企業側には待ち遠しくてしょうがないのでしょうが、加入者側からいえば、あまりインパクトない話ですよね。

60歳未満時の給付条件緩和のほうがよっぽど先に検討してもらいたいテーマだと思うのですが。
Posted by ランニングおやじ at 2007年07月13日 07:20
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