2007年07月17日

本人拠出解禁では解決しない自動移換問題

確定拠出年金、運用放棄7割増 (NIKKEI-NET)
転職で手続き忘れなど 制度周知の課題浮上
確定拠出年金(日本版401k)制度で資金を運用しながら転職などで手続きを忘れ、「運用放棄」と見なされている人が2006年度に8万638人いることがわかった。国民年金基金連合会の調べで判明したもので、前年度より7割程度増えている。公的年金の記録漏れが問題となるなかで、制度の運営がうまくいかないもうひとつの年金問題ともいえそうだ。
(2007/7/16 日経朝刊 3面)

確定拠出年金(DC)制度の特徴の一つに、転職してもDC資産を持ち運び出来るというポータビリティがあるが、これが全く機能してネーヨというのが上記の記事。持ち運び先(移換先)の選択肢は一昔前に比べると増えてはいるのだが、移換手続きは原則として加入者本人が行わねばならない。これを6ヶ月以内に行わないと国民年金基金連合会に資産が自動的に移換される。この自動移換者数が2006年度末で約8万人と、正規の個人型DC加入者数(約6万人)よりも遥かに多いのだから始末が悪い。

手続きが煩雑なのか、はてまた企業・金融機関の説明がなっていないのかは定かではないが、こんな状態で加入者拠出を解禁したらどうなることやら(汗)。金融機関や企業サイドは、拠出限度額拡大だの本人拠出解禁だのを唱えるよりも、転職者への制度説明の徹底が先決だろうに。そうした取組みすら行わずに、ひたすら「本人拠出で身銭を切らせれば自ずとDC制度への関心が高まる」と夢想するDC業界関係者を見るにつけ、どんだけぇ〜(他力本願な連中なんだか)と突っ込まずにはいられない今日この頃(汗)。






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posted by tonny_管理人 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0)
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