2007年08月08日

確定拠出年金は隗より始めよ!?

大手金融機関 ばらつく401k導入 (日経金融新聞)
導入企業数が9千社に迫り、本格普及し始めた確定拠出年金制度(日本版401k)。メガバンクや信託、証券、保険など大手金融機関は「確定拠出年金は成長ビジネス」と位置づけ、制度の運営受託や運用商品の提供を競い合う。ところが取引先に導入を薦めながら、自らは新制度に二の足を踏んでいる金融機関もあり、対応は割れている。
(2007/8/8 日経金融新聞 3面)

紙面では確定拠出年金(DC)マンセー!を声高に叫んでおきながら、自らは厚生年金基金で安定運用している新聞社にだけは言われたくない。
以上、今週の「お前が言うな」コーナーでした(汗)。


※参考資料
企業年金連合会会員名簿(pdfファイル) ←会員番号1771を参照
 
  
大手金融機関 ばらつく401k導入

採用組「営業面で利点」

導入企業数が9千社に迫り、本格普及し始めた確定拠出年金制度(日本版401k)。メガバンクや信託、証券、保険など大手金融機関は「確定拠出年金は成長ビジネス」と位置づけ、制度の運営受託や運用商品の提供を競い合う。ところが取引先に導入を薦めながら、自らは新制度に二の足を踏んでいる金融機関もあり、対応は割れている。
東京海上日動火災保険は7月2日、確定拠出年金制度を導入した。まず旧東京海上の社員約1万人が加入。来年、旧日動火災の社員約2500人が加わる。従来の確定給付年金に振り向けていた掛金の3割弱を新制度に回す。
東京海上日動は確定拠出年金ビジネスで、主に中堅・中小企業の制度導入を支援している。競合関係にあるのは日本生命保険と損害保険ジャパンだ。両社とも自ら確定拠出年金を導入済み。手厚い確定給付年金を備えていた東京海上だが、「取引先に導入を働きかける以上、自らも導入するのが自然」と決断した。

運用商品選定で主導権
確定拠出年金は2001年秋に解禁。企業が拠出した掛金を加入者自ら金融商品を選んで運用し、結果次第で年金受給額が増減する。当初は企業の退職給付債務の削減効果ばかりに焦点が当たったが、米国株式市場を401kマネーが下支えしてきたことから認知度も高まってきた。厚生労働省によると、6月末時点で導入企業数は8900社。加入者数は243万人まで膨らんだ。
金融機関にとって確定拠出年金ビジネスのカギは、制度の導入を一から手助けする「運営管理機関」の座の獲得だ。手数料を得られるうえ、運用商品の選定で“主導権”を握れるからだ。
運営管理機関は中立的な立場で商品を推薦するのが義務。とはいえ、超長期の年金運用に複雑な商品は基本的に不要で、グループ企業の預金や投資信託で足りるケースが大半だ。しかも現在の確定拠出年金は途中引き出しができない。掛金が積み上がり、信託報酬などの諸手数料は右肩上がりで増える。
確定拠出年金ビジネスで「隗(かい)より始めよ」を実践したのが大手証券だ。01年の日本の導入第1号はすかいらーく。運営管理は野村が手掛けた。そして第2号は野村自身。年金ビジネスへの参入は証券会社の長年の悲願で、株式を扱う社員も自ら運用することに抵抗感がない。大和、日興も即導入した。
以前の企業年金は信託と生保の金城湯池だった。「防衛戦」を迫られる両業界では確定拠出年金の自社への導入で対応が割れている。日生のほか住友生命保険が導入済みだが、第一生命保険と明治安田生命保険は未導入。信託では住友信託銀行が先行している。
「自分で試してもいない"商品"をどうして客に売れるのか」(証券幹部)、「社内から上がってくる注文は、顧客への提案内容を改善するうえで貴重な情報」(みずほ幹部)。導入組は営業面でのメリットも強調する。

劣勢巻き返しへ検討
「営業現場が困っている。どうにかならないか」――。三井住友銀行の法人担当役員は最近、人事担当役員に確定拠出年金の導入を直談判した。三井住友フィナンシャルグループは「信託不在」が響いて確定拠出年金ビジネスでは劣勢。巻き返しのためにも、導入検討に着手した。
三菱UFJフィナンシャル・グループなど未導入企業には、合併したばかりという特殊事情もあるようだ。「企業年金まで手が回らないのが本音」(明治安田幹部)。ただ、一気に導入するのが難しければ、東京海上日動のように「時間差導入」という手段もある。
労使問題に直結する年金改革で、経営者はぎりぎりの判断を迫られる。その判断を促す金融機関側も、最後はトップの決意次第という点は変わらない。


<有力金融機関の確定拠出年金導入状況>

 【導入済み】
 ○野村ホールディングス
 ○大和証券グループ本社
 ○日興コーディアルグループ
 ○住友生命保険
 ○住友信託銀行
 ○みずほフィナンシャルグループ
 ○三井住友海上火災保険
 ○日本生命保険
 ○損害保険ジャパン
 ○東京海上日動火災保険

 【未導入】
 ○三菱UFJフィナンシャル・グループ
 ○三井住友フィナンシャルグループ
 ○りそなホールディングス
 ○第一生命保険
 ○明治安田生命保険
 ○三井トラスト・ホールディングス






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posted by tonny_管理人 at 23:02 | Comment(1) | TrackBack(0)
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この記事へのコメント
よくよく聞いたら、退職金制度のごくごく一部だったり、将来分の上乗せだったりして…。選択制だったり。金融機関は手厚いから、その程度が多いんじゃないでしょうか。

地方銀行なんか、もっと徹底していて、首根っこつかんでいる地元の顧客企業には「DCいいですよ〜」なんて言って、自分じゃ絶対やるつもりないですよ、やつらは。きっと。

何を怒ってるんだ、ワシは。
Posted by ランニングおやじ at 2007年10月31日 21:29
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