2008/01/09

「現代保険経済」


保険学を専攻する大学院生のバイブル

現代保険経済現代保険経済 第8版
水島 一也

千倉書房 2006-04
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保険学を専攻する大学院生のバイブルとしてつとに有名な一冊。保険論と金融・経済論を絡めた著作は現在でこそ珍しくないが、その嚆矢となったのが本書。1979年の初版刊行以来、保険業を取り巻く諸情勢を反映し版を重ねてきた。第8版では、生・損保会社の不払い問題にも言及している。「直近の情勢をいちいち反映しなくても十分なのに」「節立てが大雑把で読み難いしまとめ難い」といった批判はあるものの、本質的かつ骨太な論説から得られる知見は多い。読み返せば読み返すほど新たな発見が得られるという意味では、もはや「古典」の域に達したと言っても過言ではない。



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Category | 書評:生命保険

2007/09/17

「保険税務のすべて」


保険税務の百科事典

保険税務のすべて (平成19年度版)保険税務のすべて (平成19年度版)
榊原 正則

新日本保険新聞社 2007-07-21
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タイトルの通り、保険税務に関わるあらゆる事項を体系的・包括的に収録した一冊。トピックの中心は生命保険だが、1300ページ強にも及ぶ電話帳サイズなだけに、企業年金や個人年金の税制に関する記述も充実しており、他の類書の追随を許さない。保険会社の経理・税金担当者ならば必ずや傍らに置いているという業界人必携の書。


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2007/2/7): 「個人年金税務ハンドブック」



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Category | 書評:生命保険

2007/06/20

「生命保険の法務と実務」


生命保険の教科書兼百科事典

生命保険の法務と実務生命保険の法務と実務
日本生命保険生命保険研究会

金融財政事情研究会 2004-10
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金融財政事情研究会(きんざい)「法務と実務」シリーズといえば、金融業に関するあらゆるトピックをこれでもかと網羅した圧倒的な分量と価格でその存在感を示しているが、その生命保険バージョンが本書。その700ページを超える分厚さに違わず、生命保険に関するあらゆるトピックが網羅されており、まさに生命保険の百科事典といった様相。業界の定番書として名高い「生命保険講座」(生命保険協会)は業界人以外には入手困難なだけに、その代替としても最適。なお百科事典なので通読には不向きである旨付記しておく。


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2006/10/12): 「生命保険講座」



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Category | 書評:生命保険

2006/12/01

「銀行窓販のための保険販売に強くなる本」


窓販特化本に非ず、あくまでも商品解説書

銀行窓販のための保険販売に強くなる本銀行窓販のための保険販売に強くなる本
―生保・損保・簡保・共済のアドバイスのポイント―

赤堀 勝彦

金融ブックス 2004-11
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「どうせ銀行窓販が解禁されたってんで出した便乗本だろ?」とタカをくくっていたのだが、意外や意外、生保・損保商品の解説書としては良く整理されている。それもそのはず、本書は同じ著者による「保険のしくみがわかる本」の改訂版的な位置付けで、旧版に「保険窓販」「コンプライアンス」の章を追加した構成(そういう意味では「便乗」との指摘はあながち的外れでもない)。また、この種の書籍にしては簡保・共済(JA共済・全労済など)に関する解説が手厚いのが特徴。本書を読んで窓口での販売実績が伸びるかはともかく、商品知識の整理には有用。なお文体は無味乾燥なため、通読するよりは辞書的に参照する使い方がベターかも。



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Category | 書評:生命保険

2006/10/14

「生命保険入門」


体系的・学術的に生命保険を学べる入門書

生命保険入門生命保険入門
出口 治明

岩波書店 2004-06
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生命保険に関する入門用教科書というと「生命保険新実務講座」(有斐閣)「生命保険講座」(生命保険協会)がまず思い浮かぶが、前者は刊行からかなりの年数が経っており、後者は業界人向けで入手が困難であるなど、ファーストチョイスとしてはいまいち決め手に欠ける。一方で、消費者向けのムック本の類は雨後のタケノコの如く出回っているものの、生命保険を体系的かつ真面目に学ぼうとする向きには物足りないことこの上ない。
そんな中刊行されたのが本書。業界のオピニオンリーダー(の1人)による著作だけに、生命保険に関する一連のトピックをつぶさに押さえており、教科書としての完成度は高い。それでいて、決して業界寄りの姿勢ではなく時には苦言を呈するあたりに、著者の保険に対する想いと公正さが感じられる。もっとも(生保と競合関係にある)簡保に対する弁舌はやや荒いけど(笑)。巻末の参考文献紹介も初学者にとっては有用。



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Category | 書評:生命保険

2006/10/12

「生命保険講座」


業界御用達 生命保険の基本テキスト集

第1巻 生命保険総論生命保険講座 全8冊

生命保険協会

生命保険の業界団体である生命保険協会が業界人向けに開催している「生命保険講座」のテキスト(8分冊)。およそ生保業界に携わる者ならば必ずや一度は目を通した事があるはず。研修用テキストだけあって、生命保険に関する全てのトピックが体系的に網羅されており、生命保険を実務的・学術的に学ぶには最適な構成。惜しむらくは、業界向けであるため一般人が入手するのは非常に困難なのが玉に瑕。一般にも販売すればいいのに。
なお全8冊のラインナップと当BLOG管理人の雑感は以下の通り。

「生命保険総論」
 以下7冊のダイジェスト版。業界の概要を一掴みするのに最適。
「生命保険計理」
 保険料・責任準備金の算出方法など保険数理に関する解説。
「危険選択」
 危険回避のための統計的・制度的手法について解説。
「約款と法律」
 民法・商法から保険業法・約款まで法律的なトピック中心。
「生命保険会計」
 一般の会計原則と生保特有の会計原則の2本立て。
「生命保険と営業」
 定期・終身など商品解説がメイン。営業に関する解説はただの飾り(汗)。
「生命保険と税法」
 前半3分の2は単なる税制の解説。残り3分の1だけ読んどけ。
「資産の運用」
 生保運用の歴史や諸外国の状況に関する記述が手厚い。


<関連エントリ>
The企業年金BLOG(2007/6/20): 「生命保険の法務と実務」
(↑市販本だが「生命保険講座」の代替に最適)



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Category | 書評:生命保険

2006/09/11

「アクチュアリーの書いた生命保険入門」


生命保険の本質を分かり易く紐解く

アクチュアリーの書いた生命保険入門アクチュアリーの書いた生命保険入門
坂本 嘉輝

績文堂出版 2003-07
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生命保険関係の書籍と聞くと、「保険契約見直しムック本」か、「保険会社への怨み骨髄暴露本」といったパターンが殆どで、保険の意義や役割を真正面から説いてくれる書籍にはなかなかお目にかかれないのが実情である。そんな中、保険数理の専門家であるアクチュアリーが一般人に向けて書いたのが本書。公平・公正な情報を分かり易く伝えようとする著者の意気込みが感じられ、実際本当に分かり易い。保険に加入する前には必ず目を通しておきたい一冊である。
また本書は、生保のオバチャンやファイナンシャル・プランナー(FP)の力量を判断する試金石としても有用。本書のレベル以下の回答すらままならない営業担当者には、速やかにお引き取り願った方が賢明であろう。



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Category | 書評:生命保険