2008/06/21

「厚生年金基金基礎講座(全99回)」


足掛け2年 当時の基金制度の全てを網羅

厚生年金基金基礎講座(全99回)厚生年金基金基礎講座 【全99回】

「週刊社会保障」(法研)
1991.9.2[1653号]〜 1993.10.4[1759号]

1991年から2年間にわたって連載された、厚生年金基金に関する解説記事。執筆者は不明だが、おそらく行政担当官の手によるものであろう。内容は、制度の役割から始まり、認可基準、数理基準、事務処理体制、資産運用、果ては福祉施設に至るまで、幅広いトピックを網羅している。とりわけ、設立認可基準と数理基準の解説にそれぞれ25回ずつ割くなど両トピックで連載の半数を占めるあたりに、90年代初頭の基金設立ブームが偲ばれる。現在となっては陳腐化した記述も幾分見受けられるが、厚生年金基金の給付設計についてここまで平易に解説した記事は他にはない。是非この現代版を誰かに手がけてもらいたいものだ(他力本願でスマソ)。

なお本連載は、連載番号こそNo.1からNo.100までとなっているが、途中で連載番号の振り間違いが発生したため、実際の連載記事数は99本である。収集の際は注意されたし。
・間違い1: No.57が欠番、No.58が2本存在する。
・間違い2: No.62が欠番(目次表記はNo.62だったが、記事ではNo.63と表記)



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2008/06/12

「企業年金改革(全20回)」


DB法・DC法制定当時の貴重な解説記事

企業年金改革(全20回)企業年金改革 【全20回】
 (シリーズ・21世紀の社会保障 第77〜96回)


厚生労働省年金局企業年金国民年金基金課

「週刊社会保障」(法研)
2002.1.14[2168号]〜 2002.6.10[2188号]

2002年初頭から20回にわたって連載された、確定給付企業年金法(DB法)、確定拠出年金法(DC法)および厚生年金基金の制度改正に関する解説記事。
2002年といえば、前年6月にDB法・DC法のいわゆる「企業年金ニ法」が成立、10月にはDC法がいち早く施行し、あとは4月のDB法施行を待つばかり──という、まさに企業年金の改革真っ只中の時期であった。本連載は、ニ法に関する政令・省令・通達等が出揃った段階で所轄課が満を持して執筆しただけあって、ニ法およびそれに伴う制度改正の経緯・概要が分かり易く解説されている。本連載をたたき台に制度解説資料をしたためた関連団体・受託金融機関はおそらく数知れず(汗)。なお、市販本で本連載を凌駕する解説書の登場は、同年6月刊行の「図説すべてがわかる確定給付企業年金法」まで待つこととなる。

なお本連載は、「シリーズ・21世紀の社会保障」という全121回のシリーズ中第77〜96回の枠内で連載された、劇中劇ならぬいわば連載中連載。この「シリーズ・21世紀の社会保障」は、当初は学者による持ち回り寄稿がメインだったが、そのうち連載内で短期特集を取り扱うという変遷を辿って行った。今回紹介した「企業年金改革」の他にも、「公的年金制度の基本的考え方」「雇用・社会保障政策と税制改革」など興味を引く特集が少なくない。興味と時間のある向きは是非トライしてみては如何。


図説すべてがわかる確定給付企業年金法図説すべてがわかる確定給付企業年金法
久保 知行

ぎょうせい 2002-06
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2008/06/09

「講座 企業年金の『基礎知識』」


企業年金の基礎知識講座 企業年金の「基礎知識」

厚生労働省年金局企業年金国民年金基金課

「週刊社会保障」(法研)
2008.3.24[2474号]〜【連載中】

「週刊社会保障」2008年3月24日号(2474号)から連載開始したシリーズ記事。執筆は厚生労働省年金局企業年金国民年金基金課が担当。官公庁の執筆物に期待することといえば、中立的な記述と数値の出所の確かさである。人によっては「文体が無味乾燥で面白みに欠ける」と批判する向きがあるが、それは歴史の教科書にドラマティックを要求するくらい的外れというもの。本連載もそのご多分に漏れず、安定感のある記述が売りで、今後の展開が楽しみである。これら連載記事は、刊行の都度パッと読み流すのもいとをかしだが、連載終了後に一気に読通するのもまた言ふべきにあらず(by枕草子)。連載記事をストックしておくと、時として良質な一冊に化けることがあるので、マニアなら要チェキラ。しかも連載が終わった頃には入手困難になるという罠。
なお同誌では、これまでにも役所サイドが執筆したと思われる良質な連載記事を幾つか掲載していた。当BLOG管理人はそのうち数本をコピー保存して手元に置いているが、機会があれば当BLOGにて取り上げたいと思う。



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2008/05/20

「週刊社会保障」


社会保障系専門誌の老舗

週刊社会保障週刊社会保障

法研
毎週月曜日発行

1947年(昭和22年)創刊の社会保障系専門誌の老舗。業界では「週刊東洋経済」に擬えられることが多いが、本家の東洋経済がややリベラルなスタンスなのに対し、こちらは著名な学者や現役厚生労働官僚を執筆陣に擁するなど、官界・学界との太いパイプが売り。これが一部の口さがない御仁からは役所の広報誌だの御用雑誌だのと揶揄されるものの、業界動向をつぶさに捉えるためのツールには最適この上ない。
とりわけ、毎年夏に刊行される特集号「社会保障読本」は、医療・年金・福祉の現状について厚生労働省の各部署を総動員して情報収集するとともに、前後と脇を著名な社会保障系学者の小論で固めるという豪華ラインナップ。編集部サイドの心意気を感じる逸品。



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2006/09/08

「生保・損保特集2006」


業界人御用達! 保険業界の現状をサラっと分析

生保・損保特集2006週刊東洋経済 増刊
生保・損保特集 2006年版


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日本4大ビジネス誌の一つ「週刊東洋経済」が毎年夏に刊行している増刊号。主婦層向けのお得情報(実は過去の雑誌記事の焼き直し?)が充実しているのは勿論のこと、業界団体のトップや格付機関の著名アナリスト、果ては自称保険ジャーナリストに至るまで有名無名の業界ウォッチャーがこぞって寄稿している。また、主要生損保のみならず簡保・共済に関する解説も手厚く、その上決算データもほぼ完全網羅。広告主が殆ど保険会社という大人の事情(笑)を差し引いても利用価値は高い。まさに業界の現在(いま)を知るには打って付け。今や「インシュアランス統計号」(保険研究所)と並ぶ業界分析の定番書となりつつある。


↓もう一つの定番書「インシュアランス」はコチラ。

インシュアランス生命保険統計号インシュアランス生命保険統計号

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インシュアランス損害保険統計号インシュアランス損害保険統計号

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2006/01/17

落語と年金資産運用のコラボレーション


FundManagement「広八亭 分散」 師匠が落語で語る年金資産運用
増井 克行

季刊「FundManagement」連載
野村アセットマネジメント

新年早々、一部で話題沸騰となった会計と落語のコラボレーション。当BLOG管理人も是非見に行きたかったのだが、所用のため泣く泣く諦めた次第 _| ̄|●

しかし嘆くことなかれ、我が年金業界にも落語との融合に果敢に挑む猛者がいた。
それが広八亭分散(こうやってぇ ぶんさん)師匠だ!

野村アセットマネジメントの季刊誌「FundManagement」にて2005年夏季号よりスタートしたこの企画。息子の商店が奉公人のための年金制度を作ることになったご隠居が、店子の熊さんに年金資産運用のイロハを伝授するという構成。そもそもズブの素人の熊さんに運用を任せようとする時点で出だしから受託者責任お構いなしな展開だが(汗)、年金資産運用の基礎を身近なモノに例えて解説するご隠居の語り口は自身の背任行為を補って余りある。なにぶん季刊(年4回刊行)なため更新頻度が低いのがネックだが、今後も長い目で見守って行きたい。


え、肝心の"オチ"はどうなのかって?



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2005/12/07

「年金情報」


●●な子ほど可愛い!? 愛すべき業界誌

nenkin-jouhou年金情報

格付投資情報センター(R&I)
編集協力:日本経済新聞社

4大格付け機関の一つである格付投資情報センター(R&I)日経新聞のタッグによる業界誌(月2回発刊)。

「購読料がバカ高いよ」
「市況に一喜一憂しすぎでは?」
「批判記事は決まって匿名」
「前号で『リスクを取れ』と書いておきながら、次の号では『リスクを抑えろ』とか言ってるし・・・」
「年金基金が株を買えば『相場の後追い』、買わなければ『及び腰』って、一体どないせーっちゅーねん!?」


・・・といった批判の声はあるものの、資産運用に関する記事の充実ぶりは他の追随を許さない、業界では「月刊企業年金」と双璧を為す業界誌。

当サイト管理人のお気に入りは、巻末を飾る対談形式コラム「インサイド」。

 「〜らしいね」
 「〜だそうだ」
 「〜という声をよく聞く」
 という伝聞調の書き出しに始まり、

 「でもいかがなものか」
 「〜は巻き返しに必死だ」
 と意見対立の構図を煽りつつ、最後は

 「お手並み拝見」
 「見ものだ」
 と知的な第三者を装いつつ、幕

──という構成は、姉妹誌「日経公社債情報」のコラム「放電塔」から受け継いだもはや伝統芸。コラム全体を支配するマスコミ人特有のスカした雰囲気に月2回触れないと禁断症状が出てくるようになれば、貴方も立派な業界人(笑)。



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